うん)” の例文
そのさはのほとりの木かげにおりゐてかれいくひけりうんぬんという伊勢物語の一節なども思いだされ、平之丞の心は懐古のおもいに満たされるようだった。
日本婦道記:墨丸 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
致されたり斯て天一坊の威光ゐくわう熾盛さかんに下に/\と呼りつゝ芝八山の旅館りよくわんを指て歸りける此時大岡越前守には八山の方を睨付にらみつけうんと計り氣絶せしかば公用人をはじめ家來等驚いて打寄氣付藥を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)