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二眼
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ふため
ふりがな文庫
“
二眼
(
ふため
)” の例文
しばらくして争いも止まった様子である。翌早朝、デェヴィスという男が、中庭の
隅
(
すみ
)
の共同石炭置場へ石炭を取りに行って、あの、
二眼
(
ふため
)
と見られない惨
屍
(
し
)
体を発見したのだった。
女肉を料理する男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
と息を
吐
(
つ
)
く処を、新吉は横眼でじろりと見ると、もう/\
二眼
(
ふため
)
と見られない
醜
(
いや
)
な顔。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ただストーブに薪を投たり、
戸閉
(
とじまり
)
の注意位この女房に
委
(
まか
)
してあるばかりであった。この女房というのは、
二眼
(
ふため
)
と見ることの出来ない不具者である。
頭髪
(
かみのけ
)
は赤くちぢれて、その上
眇
(
すがめ
)
で、
跛
(
ちんば
)
であった。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
“二”で始まる語句
二人
二
二十歳
二十
二月
二十日
二日
二重
二個
二間