トップ
>
中折帽
>
なかをればう
ふりがな文庫
“
中折帽
(
なかをればう
)” の例文
……「やあ」と
洋杖
(
ステツキ
)
をついて
留
(
と
)
まつて、
中折帽
(
なかをればう
)
を
脱
(
と
)
つた
人
(
ひと
)
がある。すぐに
私
(
わたし
)
と
口早
(
くちばや
)
に
震災
(
しんさい
)
の
見舞
(
みまひ
)
を
言交
(
いひかは
)
した。
花月
(
くわげつ
)
の
平岡權八郎
(
ひらをかごんぱちらう
)
さんであつた。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私は洋服であつたが、種田君は其頃紳士仲間に
流行
(
はや
)
つた黒の
繻子目
(
しゆすめ
)
のマントを着て、
舶来
(
はくらい
)
の
鼠
(
ねず
)
の
中折帽
(
なかをればう
)
を
被
(
かぶ
)
つて居た。
二黒の巳
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
春の日のさした往来をぶらぶら
一人
(
ひとり
)
歩いてゐる。向うから来るのは屋根屋の親かた。屋根屋の親かたもこの節は紺の背広に
中折帽
(
なかをればう
)
をかぶり、ゴムか何かの
長靴
(
ながぐつ
)
をはいてゐる。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
帽
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
“中折帽”で始まる語句
中折帽子