下尅上げこくじょう)” の例文
あの建武けんむの昔二条河原の落書らくしょとやらに申す下尅上げこくじょうする成出者なりでものの姿も、その心根のいやしさをもって一概に見どころなき者とおとしめなみする心持にもなれなくなります。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
専ら父が築いてくれた有利な地盤を蹈台ふみだいにして、弁舌と、機智と、世才とを以て巧みに上長に取り入りつゝ下尅上げこくじょうの時勢に乗じたのであるから、大名とは云うものゝ
あの建武けんむの昔二条河原の落書らくしょとやらに申す下尅上げこくじょうする成出者なりでものの姿も、その心根のいやしさをもつて一概に見どころなき者とおとしめなみする心持にもなれなくなります。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
そこで近頃はやりの下尅上げこくじょうはどうだ。これこそ腐れた政治を清める大妙薬だ。俺もしんからそう思う。自由だ、元気だ、溌剌はつらつとしておる。障子しょうじを明け放して風を入れるようなさわやかさだ。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
そこで近頃はやりの下尅上げこくじょうはどうだ。これこそ腐れた政治を清める大妙薬だ。俺もしんからさう思ふ。自由だ、元気だ、溌剌はつらつとしてをる。障子しょうじを明け放して風を入れるやうなさわやかさだ。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)