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下尅上
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げこくじょう
ふりがな文庫
“
下尅上
(
げこくじょう
)” の例文
あの
建武
(
けんむ
)
の昔二条河原の
落書
(
らくしょ
)
とやらに申す
下尅上
(
げこくじょう
)
する
成出者
(
なりでもの
)
の姿も、その心根の
賤
(
いや
)
しさをもって一概に見どころなき者と
貶
(
おと
)
しめなみする心持にもなれなくなります。
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
専ら父が築いてくれた有利な地盤を
蹈台
(
ふみだい
)
にして、弁舌と、機智と、世才とを以て巧みに上長に取り入りつゝ
下尅上
(
げこくじょう
)
の時勢に乗じたのであるから、大名とは云うものゝ
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
あの
建武
(
けんむ
)
の昔二条河原の
落書
(
らくしょ
)
とやらに申す
下尅上
(
げこくじょう
)
する
成出者
(
なりでもの
)
の姿も、その心根の
賤
(
いや
)
しさをもつて一概に見どころなき者と
貶
(
おと
)
しめなみする心持にもなれなくなります。
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
そこで近頃はやりの
下尅上
(
げこくじょう
)
はどうだ。これこそ腐れた政治を清める大妙薬だ。俺もしんからそう思う。自由だ、元気だ、
溌剌
(
はつらつ
)
としておる。
障子
(
しょうじ
)
を明け放して風を入れるような
爽
(
さわや
)
かさだ。
雪の宿り
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
そこで近頃はやりの
下尅上
(
げこくじょう
)
はどうだ。これこそ腐れた政治を清める大妙薬だ。俺もしんからさう思ふ。自由だ、元気だ、
溌剌
(
はつらつ
)
としてをる。
障子
(
しょうじ
)
を明け放して風を入れるやうな
爽
(
さわや
)
かさだ。
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
尅
部首:⼨
10画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕