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下司女
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げすおんな
ふりがな文庫
“
下司女
(
げすおんな
)” の例文
さりとて、妬みがましい
下司女
(
げすおんな
)
と見積られるのも悲しいので、彼女は主人にむかって打付けにしつこく詮議する訳にも行かなかった。
番町皿屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
けだしハシタモノすなわち
下司女
(
げすおんな
)
は下品であるということから、かくいろいろにその語が用いられる様になったのであろう。
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
いつもかまどの
灰
(
はい
)
や
炭
(
すみ
)
の
粉
(
こな
)
にまみれたみにくい
下司女
(
げすおんな
)
ではなくって、もう
天人
(
てんにん
)
が
天下
(
あまくだ
)
ったかと
思
(
おも
)
うように
気高
(
けだか
)
い、十五、六の
美
(
うつく
)
しいお
姫
(
ひめ
)
さまでした。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
あなたがどなたさまにもしろ、また、どんなことをしてあの
下司女
(
げすおんな
)
の悪魔めがあなたをこの邸内へ誘い込んだにもしろ、どうぞここで起こった出来事を誰にもおっしゃらないでください。
世界怪談名作集:10 廃宅
(新字新仮名)
/
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン
(著)
下司女
(
げすおんな
)
をハシタ・ハシタモノと呼ぶに対して、
下司男
(
げすおとこ
)
をチュウゲンと呼んだ例も古い。古今著聞集に
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
▼ もっと見る
「
毎日
(
まいにち
)
おふろの
火
(
ひ
)
をたいてばかりおりました
下司女
(
げすおんな
)
に、どうして
歌
(
うた
)
なんぞが
詠
(
よ
)
めましょう。」
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
下司女
(
げすおんな
)
すなわち召使女の称呼となったものであるに相違ない。
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
司
常用漢字
小4
部首:⼝
5画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“下司”で始まる語句
下司
下司根性
下司張
下司男
下司下人
下司下郎
下司口
下司奴
下司床
下司扱