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上服
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うわぎ
ふりがな文庫
“
上服
(
うわぎ
)” の例文
卓子に相対して、薬局の
硝子窓
(
がらすまど
)
を
背後
(
うしろ
)
に、かの白の
上服
(
うわぎ
)
を着たのと、いま一人洋服を着けた少年と、処方帳をずばと左右に繰広げ、
筆
(
ペン
)
に
墨汁
(
インキ
)
を含ませつつ控えたり。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
井戸端に出ると汗はダラダラと全身に流れて
小倉
(
こくら
)
の
上服
(
うわぎ
)
はさも水に浸したようである。彼はホット
溜息
(
ためいき
)
を
洩
(
も
)
らすと夏の夜風は軽く
赤熱
(
せきねつ
)
せる彼が顔を
甞
(
な
)
めた。彼の足は進まなかった。
愛か
(新字新仮名)
/
李光洙
(著)
そこで用もなしに
上服
(
うわぎ
)
をとって外から見えないように壁にかけるとけろりとしていた。弁当の箸を折ってそれを釘のようにさし込んでいた訳である。私は思わず吹き出しそうなのをやっとこらえた。
光の中に
(新字新仮名)
/
金史良
(著)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟