トップ
>
上使
>
じょうし
ふりがな文庫
“
上使
(
じょうし
)” の例文
その
後
(
ご
)
ある人から床の間の講釈を聞いて、あれは上段の
間
(
ま
)
の変化したもので、
上使
(
じょうし
)
が坐わる所だと悟って以来決して床の間へは寄りつかない男である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
和蘭陀風
(
オランダふう
)
の遠近法はこの時既に浮世絵に応用せられ天井と
襖
(
ふすま
)
の遠くなるに従ひて狭く小さく一点に集り行くさま、
今日
(
こんにち
)
吾人が劇場にて
弁慶
(
べんけい
)
上使
(
じょうし
)
の
場
(
ば
)
または
妹脊山
(
いもせやま
)
館
(
やかた
)
の
場
(
ば
)
の
書割
(
かきわり
)
を見るに似たり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それから七日目の二十二日に、大目付石河土佐守が、
上使
(
じょうし
)
に立った。
忠義
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
使
常用漢字
小3
部首:⼈
8画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟