三都さんと)” の例文
「昔、しん左思さしが作った三都さんとの賦は十年してできあがりました。文章は巧みなのをとうとんで、速いのを貴びません。」
織成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
三都さんとの読書子などは、三月の節供といえば直ぐに雛人形を連想し、外国人の著述にはこれを珍しい日本の古風俗の随一にかぞえているが、これが存外近い頃からの流行であり
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
堀の内よりはじむ、次に小千谷、次に十日町、次に塩沢しほざは、いづれも三日づゝあひおきてあり。(年によりて一定ならず)右四ヶ所の外には市場なし。十日町には三都さんと呉服問屋ごふくとひやの定宿ありて縮をこゝにかふ