“さんと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サント
語句割合
三都33.3%
山徒22.2%
山都11.1%
実戸11.1%
山斗11.1%
散途11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三都さんとの読書子などは、三月の節供といえば直ぐに雛人形を連想し、外国人の著述にはこれを珍しい日本の古風俗の随一にかぞえているが、これが存外近い頃からの流行であり
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「たとえば、山徒さんとの張本、道場坊宥覚ゆうかくのごとき者でございまするが」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なかなか広い地方で西はラターク及びクーヌブまで含んで居るので、この中で一番有名なる所はここより南の方向に当ってプランという山都さんとである。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
この川がすなわちマブチャ・カンバブというのでガンジス川のみなもとを成して居る。此川これが南の方に流れて行ってプランというチベットとインドとの国境の山都さんとに流れて行くのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
千反林の小石塚から私はずっとここへ参って実戸さんとの方へは寄りませんでした。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
先生の仁慈じんじ惻隠そくいん、忠義慨然、呂望りょぼうの才をべ子房の大器をほどこすを。備、これを敬うこと神明の如く、これを望むや山斗さんとの如し。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此家こゝから又駈出して途中散途さんとで、何様どんな軽はずみな心を出して、間違まちげえがねえとも限らねえ、まア/\己のいう通りにして居ねえといって
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)