三歳子みつご)” の例文
露西亜には文学書の外何にもないので三歳子みつごも知ってる名著に今時分漸とこさとかじり付いているような次第で
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
其涙そのなみださとしぬぐはれてなほかなしく、にすがりて何時いつまでもきしが、三歳子みつごたましひいつはりにはらで、このこと心根しんこんにしみてかなしければこそ、其夜そのよ閑燈かんとうのもとに令孃ひめがみて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)