“万寿”の読み方と例文
読み方割合
まんじゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長政とお市の方とのあいだにありと聞く四人の和子わこ。——そのうちの万寿まんじゅ茶々ちゃちゃにちがいないと直感したからである。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寝所からとび出すと、大廊下を駈けめぐり、声をめあてに、茶々ちゃちゃ万寿まんじゅ跣足はだしで庭へとび降りた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
万寿まんじゅ。わからないことをいうものではありませんよ。おかあ様がおいとしいと思いませんか。お父さまが、敵と戦っているのがわからないんですか。……ねえ、おかあ様」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)