“万寿丸”の読み方と例文
読み方割合
まんじゅまる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽船万寿丸まんじゅまるは、その腹の中へ三千トンの石炭を詰め込んで、風雪の中を横浜へと進んだ。船は今大黒島をかわろうとしている。その島のかなたには大きななみが打っている。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
側仕そばづかえの侍女こしもとをあいてに、棒などをふり廻していた。長政の嫡子ちゃくし万寿丸まんじゅまるだった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)