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一村
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ひとむら
ふりがな文庫
“
一村
(
ひとむら
)” の例文
私の居た
畷
(
なわて
)
へ入って来たその二人は、
紋着
(
もんつき
)
のと、セルの
袴
(
はかま
)
で。……田畝の向うに
一村
(
ひとむら
)
藁屋
(
わらや
)
が並んでいる、そこへ
捷径
(
ちかみち
)
をする、……
先乗
(
さきのり
)
とか云うんでしょう。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
敵は此の
一村
(
ひとむら
)
隔
(
お
)
いて隣村に居ります、
僅
(
わずか
)
に八里山を越すと、現に敵が居りながら、女の細腕で討つことが出来ません、先方は浪人者で、
私
(
わたくし
)
の父は
杣
(
そま
)
をいたして居りましたが
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
外は今にも降りそうな空の下に、
一村
(
ひとむら
)
総出の
麦収納
(
むぎしゅうのう
)
。
此方
(
こち
)
では鎌の音
簌々
(
さくさく
)
。
彼方
(
あち
)
では昨日苅ったのを山の様に荷車に積んで行く。時々
賑
(
にぎ
)
やかな笑声が
響
(
ひび
)
く。皆欣々として居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
荒壁
(
あらかべ
)
の
小家
(
こいへ
)
一村
(
ひとむら
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
村
常用漢字
小1
部首:⽊
7画
“一村”で始まる語句
一村落
一村雨