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簌々
ふりがな文庫
“簌々”の読み方と例文
読み方
割合
さくさく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さくさく
(逆引き)
外は今にも降りそうな空の下に、
一村
(
ひとむら
)
総出の
麦収納
(
むぎしゅうのう
)
。
此方
(
こち
)
では鎌の音
簌々
(
さくさく
)
。
彼方
(
あち
)
では昨日苅ったのを山の様に荷車に積んで行く。時々
賑
(
にぎ
)
やかな笑声が
響
(
ひび
)
く。皆欣々として居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
其内ある日近所の辰さん兼さんが
簌々
(
さくさく
)
簌々と音さして悉皆堤の上のを
苅
(
か
)
って、
束
(
たば
)
にして、持って往って
了
(
しま
)
う。あとは苅り残されの
枯尾花
(
かれおばな
)
や
枯葭
(
かれよし
)
の二三本、
野茨
(
のばら
)
の紅い実まじりに
淋
(
さび
)
しく残って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
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(1作品)
見る
簌
部首:⽵
17画
々
3画
“簌々”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花