“枯葭”の読み方と例文
読み方割合
かれよし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平等院びょうどういんの岸近く細長い島がある。浮島と云うそうだ。島をおお枯葭かれよしの中から十三層の石輪塔せきりんとうが見える。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
其内ある日近所の辰さん兼さんが簌々さくさく簌々と音さして悉皆堤の上のをって、たばにして、持って往ってしまう。あとは苅り残されの枯尾花かれおばな枯葭かれよしの二三本、野茨のばらの紅い実まじりにさびしく残って居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)