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一巡
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ひとめぐ
ふりがな文庫
“
一巡
(
ひとめぐ
)” の例文
「だいぶん
水
(
みず
)
も
暖
(
あたた
)
かになった。
旅行
(
りょこう
)
にはいい
時分
(
じぶん
)
である。
幾日
(
いくにち
)
かかるかしれないが、この
広
(
ひろ
)
い
領地
(
りょうち
)
を
一巡
(
ひとめぐ
)
りしてこようと
思
(
おも
)
う。」
太陽とかわず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いや、何様へ何をという、目に見えた話ではねえんだ、わしらは、いつかある時期を見て、日本中を歩いて
一巡
(
ひとめぐ
)
りして来てえと思ってたでね」
大菩薩峠:31 勿来の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
縁側から
狹
(
せま
)
い庭へ降りて、
生垣
(
いけがき
)
を
一巡
(
ひとめぐ
)
り、平次はいつもの流儀で、
洩
(
も
)
れるところ無く四方の情勢を調べるのでした。
銭形平次捕物控:147 縞の財布
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「火口を
一巡
(
ひとめぐ
)
りして、自分がどんな気持になるか、知りたいだけですよ。二万円でそれが判れば、安いもんだ」
幻化
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
とは云ったが、まだ幾分の未練が有るらしい、市郎は壁に沿うて室内を
一巡
(
ひとめぐ
)
りした。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
藤吉郎をつれて
一巡
(
ひとめぐ
)
り
逍遥
(
しょうよう
)
して来て、座に返るとすぐ
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
俺
(
おれ
)
がこの
池
(
いけ
)
を
一巡
(
ひとめぐ
)
りせんでいいものか、
考
(
かんが
)
えてみるがいい。
太陽とかわず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“一巡”の意味
《名詞》
順番や巡回の箇所をひとまわりすること。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
巡
常用漢字
中学
部首:⼮
6画
“一巡”で始まる語句
一巡周