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一向
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ひとむき
ふりがな文庫
“
一向
(
ひとむき
)” の例文
が、女の
一向
(
ひとむき
)
になって何かを堪え忍んでいようとするような様子は、いよいよ誰の目にも明らかになるばかりだった。
姨捨
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
私たちはぜひとも今度の
後生
(
ごしょう
)
の一大事が助けていただきたいのでございます。皆に代わって私が
一向
(
ひとむき
)
にお願い申します。何とぞ往生の道をお教えくださいませ。
出家とその弟子
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
洗
(
あら
)
ふ
節
(
をり
)
に見染て
箇樣々々
(
かやう/\
)
と
息子
(
せがれ
)
が寢言兩親がことより
自己
(
おのれ
)
が來りたれど
只
(
たゞ
)
一向
(
ひとむき
)
にも言入かね實は
斯々
(
かく/\
)
計
(
はから
)
ひて
御懇意
(
ごこんい
)
になり此話しを言出したりといと
事實
(
じじつ
)
を明して
演
(
のべ
)
たるに
主個
(
あるじ
)
は
礑
(
はた
)
と
横手
(
よこて
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
そうして
一向
(
ひとむき
)
になって何かを堪え忍んでいるような様子が、其頃から女の上には急に目立ち出していた。
姨捨
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
お前には素直な
一向
(
ひとむき
)
な
善
(
よ
)
い素質がある。私はお前を愛している。その素質を大切にしなくてはならない。運命にまっすぐに向かえ。知恵は運命だけがみがき出すのだ。
出家とその弟子
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
“一向(一向俊聖)”の解説
一向 俊聖(いっこう しゅんしょう、暦仁2年1月1日(1239年2月6日)? - 弘安10年11月18日(1287年12月24日)?)は、鎌倉時代の僧侶。伝記に謎が多く、実在が疑問視されていたが、考古遺物により、存在が証明された。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“一向”で始まる語句
一向宗
一向一揆
一向堂
一向寺
一向衆
一向専修