“一向一揆”の読み方と例文
読み方割合
いっこういっき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十世証如しょうにょのころは戦国時代ではあり、一向一揆いっこういっきは諸国に勃発ぼっぱつし、十一世顕如けんにょに及んで、織田信長と天正てんしょうの石山合戦がある。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
仏教の寓意譚ぐういたんであるという『西遊記』が、これほど魅魔的みまてきに感ぜられたのは、雰囲気のせいもあった。その頃の加賀かがの旧い家には、まだ一向一揆いっこういっき時代の仏教のにおいが幾分残っていた。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)