“鋳直”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いなお83.3%
いなほ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そのはずさ。いくらでも後から後から紙のさつが出て来るうえに、銭の“乾坤通宝けんこんつうほう”も鋳直いなおしたので、いぜんの物よりまるで銭の質が悪くなった」
今に幾倍する摯実しじつと熱心と勇気とを以て、一般の労働制度を我我に最も適応したものに鋳直いなおさずには置きません。
平塚さんと私の論争 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
根岸氏は手をつて喜んだ。そして出来る事なら、この機会に男をも、女をも、駝鳥の卵をもみんな土蔵の恰好に鋳直いなほしたいと思つたらしかつた。