“蕃山”の読み方と例文
読み方割合
ばんざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、徳川時代の儒者にて見識の高きは蕃山ばんざん白石はくせき徂徠そらいの三人を推す。徂徠が見解は聖人を神様に立てて全く絶対的の者とする。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
上方へゆく目的は、熊沢蕃山ばんざんの門をたたくためだという。蕃山といっても経学をきくためではない、笛をまなびたいのだ、などと気焔きえんをあげた。
熊沢蕃山ばんざん、山崎闇斎あんさい等は、漢学に伴ふ支那中心の思想を清算し、日本の学者たる自覚を獲得すると共に、日本主義に徹底し、日本の国体の尊厳なる所以ゆえん
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)