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ごとじやう
正し私しより申上候儀なれば
毛頭相違は御座なく候と
答へらるゝに然らば越前
同道にて
登城可致と
御供觸を出され御同道にて
御登城に及ばれ伊豆守殿には御用御取次を
悦ぶ
所謂なし只今申上候御密談と申は
外の儀に候はず伊豆守殿には
拙者より先へ
御登城なされ將軍家へ天一坊儀は
重役共より
先達て
身分相調べ候處全く將軍の
御子樣に
相違なく存じ奉つり此段
言上仕り候へ共
退いて
能々勘考仕つり候へば
不審の
廉々も御座候
故奉行越前心付し
體に仕り内々
吟味致させ候に天一坊儀は