“ガラスびん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
硝子壜53.8%
硝子瓶30.8%
硝子罎15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
博士の胸もとにつきつけ「折角せっかくかえしてやろうというのに、らなきゃ黄金の環もこっちへ貰って置く。おいワーニャ。お前はその『消身法』の硝子壜ガラスびんを貰ってゆけ」
見えざる敵 (新字新仮名) / 海野十三(著)
すると二階の障子しょうじがすうといて、青い色の硝子瓶ガラスびんげた須永すながの姿が不意に縁側えんがわへ現われたので敬太郎けいたろうはちょっと吃驚びっくりした。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
家のうしろには流れの速い川があって、日常の生活はこれで足りていた。飲用にもなった。従弟いとこは自分のために、この川へ硝子罎ガラスびんを沈めてはやを取ったり、ざるを持ち出してしじみを拾ったりしてくれた。
由布院行 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)