“オトナ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:おとな
語句割合
長老33.3%
家長老33.3%
大人11.1%
11.1%
首名11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この御館ミタチも、古いおところだけに、心得のある長老オトナの一人や、二人は、難波へも下らずに、留守に居るので御座りませう。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
理分にも非分にも、これまで、南家の權勢でつき通して來た家長老オトナ等にも、寺方の扱ひと言ふものゝ、世間どほりにはいかぬ事がワカつて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
・分けた髪もだまりがちな大人オトナとなつてくれたか
其中日記:07 (七) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
ウマノ刻ニ、アルジノ親シキ者、イノコノ肉卜酒トヲタズサエテ、オトナイ来ラン、ソノ人、東ヨリ来テ、コノ家ニ、悲シミヲモタラス。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乳母・後見・首名オトナ——乙名・老職、あげれば、貴人を廻つて、保護の責に任じてゐる者が、一通りや二通りではなかつた。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)