“エクスタシー”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
法悦42.9%
恍惚境28.6%
心神顛倒14.3%
恍惚14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひたり切った法悦エクスタシーが、薄れて行く香の匂いと共に醒めると、自分の腕の中のお園は何時の間にやら失せて、眼前数尺のところに、墨染の衣の袖をかき合せた醜い尼が
いや平次ばかりでは無く、廣間の疊の上に並んだ、百人あまりの信者達も、兩手を合せ、何やら小聲に稱へ乍ら、全くの恍惚境エクスタシーに陷つて居るではありませんか。
また、心神顛倒エクスタシーは表情で見当がつくし、類死カタレプシー病的半睡モービッド・ソムノレンス電気睡眠エレクトリッシュ・シュラフズフトでもけっしてないのだ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
自動車の意志は、さながら余に乗りうつって、臆病者おくびょうものも一種の恍惚エクスタシーに入った。余は次第に大胆だいたんになった。自動車が余を載せて駈けるではなく、余自身が自動車を駆ってせて居るのだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)