恍惚境エクスタシー)” の例文
そして、早熟ませた葉子への執着が、き切れなくなった時に彼が見つけたのは、あの煎餅のかけらが産んだ、恐ろしい恍惚境エクスタシーだった。
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
いや平次ばかりでは無く、廣間の疊の上に並んだ、百人あまりの信者達も、兩手を合せ、何やら小聲に稱へ乍ら、全くの恍惚境エクスタシーに陷つて居るではありませんか。