“よしずッぱり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
葮簀張80.0%
葭簀張20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石塚は苔の花が咲いて横倒よこッたおしになって居りまする程の処、其の少し手前に葮簀張よしずッぱりがあって、すまいではありません、店の端には駄菓子の箱があります、中にはおいち微塵棒みじんぼう
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
河中へ漕出こぎだして深水ふかんどへ沈めにかけるより仕様は有るめえが、何か重い物を身体からだに巻附けたいと思うが、あの団子を売る葮簀張よしずッぱりとこ力持ちからもちをする石が有るから、縄も一緒に探して持って
杢「樽ではない、お前さんと毎日一緒にうちの側の葭簀張よしずッぱりに休んで話をしている炭屋さんは何処の人ですえ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
多助が葭簀張よしずッぱり盲目めくらの乞食を見てびっくりしましたは、十一年前沼田の下新田で別れた一旦自分の母親になりし実の叔母おかめにて、沼田のいえも此の毒婦のために潰れたのでございますから
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
子供は葭簀張よしずッぱりに並べてある大福餅を見附け、腹がったと見え
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)