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葮簀張
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よしずッぱり
ふりがな文庫
“
葮簀張
(
よしずッぱり
)” の例文
山三郎は其の話を聞きながし、心ともなく今小兼の出て来た
葮簀張
(
よしずッぱり
)
の中を見ますると十八九の綺麗な娘、思わず驚きまして
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其の内もう日はとっぷりと暮れましたが、
葮簀張
(
よしずッぱり
)
もしまい川端の
葦
(
よし
)
の繁った中へ新吉お賤は身を隠して待って居ると、
向
(
むこう
)
から三藏が作藏の馬に乗って参りました。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
石塚は苔の花が咲いて
横倒
(
よこッたお
)
しになって居りまする程の処、其の少し手前に
葮簀張
(
よしずッぱり
)
があって、
住
(
すま
)
いではありません、店の端には駄菓子の箱があります、中にはお
市
(
いち
)
、
微塵棒
(
みじんぼう
)
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
河中へ
漕出
(
こぎだ
)
して
深水
(
ふかんど
)
へ沈めにかけるより仕様は有るめえが、何か重い物を
身体
(
からだ
)
に巻附けたいと思うが、あの団子を売る
葮簀張
(
よしずッぱり
)
の
処
(
とこ
)
に
力持
(
ちからもち
)
をする石が有るから、縄も一緒に探して持って
来
(
き
)
や
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
其の藤野屋の裏手の板塀に差掛け
葮簀張
(
よしずッぱり
)
を出す
聾婆
(
つんぼばあ
)
さんの店があります。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
お
前
(
まい
)
さんの
兄
(
あに
)
さん
姉
(
あね
)
さんの敵と尋ねる剣術遣の安田一角は、五助街道の藤ヶ谷の明神山に隠れて居るという事は、妙な訳で戸ヶ崎の
葮簀張
(
よしずッぱり
)
で聞いたのですが、敵を討ちたければ、其の相撲取を頼み
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
葮
部首:⾋
12画
簀
漢検1級
部首:⽵
17画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“葮簀”で始まる語句
葮簀