葮簀張よしずッぱり)” の例文
山三郎は其の話を聞きながし、心ともなく今小兼の出て来た葮簀張よしずッぱりの中を見ますると十八九の綺麗な娘、思わず驚きまして
其の内もう日はとっぷりと暮れましたが、葮簀張よしずッぱりもしまい川端のよしの繁った中へ新吉お賤は身を隠して待って居ると、むこうから三藏が作藏の馬に乗って参りました。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
石塚は苔の花が咲いて横倒よこッたおしになって居りまする程の処、其の少し手前に葮簀張よしずッぱりがあって、すまいではありません、店の端には駄菓子の箱があります、中にはおいち微塵棒みじんぼう
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
河中へ漕出こぎだして深水ふかんどへ沈めにかけるより仕様は有るめえが、何か重い物を身体からだに巻附けたいと思うが、あの団子を売る葮簀張よしずッぱりとこ力持ちからもちをする石が有るから、縄も一緒に探して持って
其の藤野屋の裏手の板塀に差掛け葮簀張よしずッぱりを出す聾婆つんぼばあさんの店があります。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
まいさんのあにさんあねさんの敵と尋ねる剣術遣の安田一角は、五助街道の藤ヶ谷の明神山に隠れて居るという事は、妙な訳で戸ヶ崎の葮簀張よしずッぱりで聞いたのですが、敵を討ちたければ、其の相撲取を頼み
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)