“ゆうが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
優雅61.5%
遊雅15.4%
幽雅15.4%
游雅7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、その優雅ゆうがな横笛は、時にとって身を守るつるぎともなり、時には、猛獣もうじゅうのような野武士のぶしどもを自由自在にあやつるムチともなる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いん師賢もろかた、四条隆資たかすけ洞院とういん実世さねよ、伊達ノ三位さんみ遊雅ゆうが、平ノ成輔なりすけ、日野資朝すけとも
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
幽雅ゆうがな香気が部屋一パイにこめて、リヒャルト・シュトラウスの「サロメ」の、七つのヴェールにも似た、大地の底からゆり動かすような音楽が、何処どこからともなく響いて来るのです。
聖護院庁の法眼玄基げんきと、伊達だて位房みぼう游雅ゆうがとは、『鬼火の姥』と呼ばれているところの、不思議な女修験者のことで、ひそひそ話を交わせていた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)