遊雅ゆうが)” の例文
「いやいや、忠円、円観、遊雅ゆうが、知教など、ほかの僧らは、みなまッすぐに白状しておる。御僧一人、何といおうが」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いん師賢もろかた、四条隆資たかすけ洞院とういん実世さねよ、伊達ノ三位さんみ遊雅ゆうが、平ノ成輔なりすけ、日野資朝すけとも
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すぐ前月の六月には、六波羅からこの鎌倉表へ、——日野俊基としもとをはじめ、宮方陰謀の重大犯とみなさるる僧の文観もんかん、忠円、知教ちぎょう遊雅ゆうが円観えんかんなど——あまたな縄付がぞくぞく押送おうそうされていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
座中のひとり、三位遊雅ゆうがが反問した。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)