“もんび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紋日70.0%
物日10.0%
門日10.0%
門楣10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親父は廓の遊び人で、紋日(もんび)の虎(とら)という手のつけられないあぶれ者だが、死んだ母だけは、今も温かく甘く涙ぐましく、お綱の胸に残っている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正月の物日(もんび)で満員の客に押されて漫才をきゝながら時間を費していたとは、如何にもうなずける事だが、彼の機嫌の良さは些か意外だった。所詮、人々には計り知れぬ権右衛門の心中だ。
俗臭 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
これをもって毎歳必ず五十日あり。この日や、縉紳(しんしん)先生より開化処士、青年書生に至るまで、柳を訪(とぶら)い、花を尋(たずぬ)るの期となせり。ゆえに妓楼(ぎろう)、酒店(しゅてん)にありては、古(いにしえ)のいわゆる門日(もんび)、物日(ものび)に比す。
日曜日之説 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
門楣(もんび)の扁額(へんがく)は必ず腐木を用ゐ、しかして家の内は小細工したる机硯(すずり)土瓶(どびん)茶碗(ちゃわん)抔(など)の俗野なる者を用ゐたらんが如し。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)