“もうしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒙衝40.0%
猛将40.0%
蒙頌20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「意気はめてつかわすが、何もそうはやって生命を軽んじないでもいい。——それに大船、闘艦はすべて鎖をもってつなぎ、走舸そうか蒙衝もうしょうのほかは自由に行動できぬ」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もとよりあのくらいのかただから、誰だッてげるさ、けれどもね、その体度たいどだ、その気力きあいだ、猛将もうしょうたたかいのぞんで馬上にさくよこたえたと謂ッたような、凛然りんぜんとしてうばうべからざる、いや実にその立派さ
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『本草綱目』に蒙頌もうしょう一名蒙貴もうきは尾長猿の小さくて紫黒色のもの、交趾こうしで畜うて鼠を捕えしむるに猫にまさるとあるを見て蒙倛もうきは蒙貴で英語のモンキーだ。
狖に似て大なるは果然かぜんなり。狖に似て小なるは蒙頌もうしょうなり。狖に似て善く躍越するは獑𪕱ざんこなり。猴に似て長臂ちょうひなるはえんなり。猨に似て金尾なるはじゅうなり。猨に似て大きく、能く猨猴を食うはどくなり〉。