“走舸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやぶね66.7%
そうか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と見たか、たちまち走舸はやぶねを飛ばしてきて、有無をいわさず搦め捕り、そのまま陸へ引ッ立てて行った。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど、それを見つけた呉の走舸はやぶねや兵船は
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「意気はめてつかわすが、何もそうはやって生命を軽んじないでもいい。——それに大船、闘艦はすべて鎖をもってつなぎ、走舸そうか蒙衝もうしょうのほかは自由に行動できぬ」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
走舸そうか=これは小型の闘艦とうかんというようなもの、積載力二十人あまり、江上一面にうんかの如く散らかって、大船闘艦へ肉薄、投火、挺身、あらゆる方法で敵を苦しませる。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)