走舸そうか)” の例文
「意気はめてつかわすが、何もそうはやって生命を軽んじないでもいい。——それに大船、闘艦はすべて鎖をもってつなぎ、走舸そうか蒙衝もうしょうのほかは自由に行動できぬ」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
走舸そうか=これは小型の闘艦とうかんというようなもの、積載力二十人あまり、江上一面にうんかの如く散らかって、大船闘艦へ肉薄、投火、挺身、あらゆる方法で敵を苦しませる。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)