“むらた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
村田71.4%
群立28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お駒が、ぎょっとすると、日本一太郎は、彼の所有物もちもののなかで一番高価らしい、村田むらたの銀張りをからりと投げ出すように置いて、ひと膝乗り出してきた。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
いっしょに西洋せいよう学問がくもんをまなんだ村田むらたでさえ、このように外国人がいこくじんをおいはらえというありさまですから、いよいよ、自分じぶんのことばやおこないにをつけて
我目前には猶突兀とつこつたる山骨の立てるあり。物寂しく獨り聳えたる塔のさきに水鳥の群立むらたち來らんをうかゞひて網を張りたるあり。脚底の波打際を見おろせばサレルノのまちの人家碁子きしの如くつらなれり。
玉きはる いのちのうめき ほむらして あやなす雲と 群立むらたちにけむ
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)