“むにむさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
無二無三100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次第しだい/\に鐵車てつしや曳上ひきあげ、遞進機ていしんき螺旋形揚上機らせんけいやうじやうきとは反對はんたいに、後方こうほう巖石がんせき支臺さゝへとして、彈力性だんりよくせい槓桿こうかん伸張しんちやうによつて、無二無三むにむさん鐵車てつしや押上おしあげるのである。
お浜は片手には泣き叫ぶ郁太郎をかかえて、片手を伸べて無二無三むにむさんに竜之助を突き起します。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
伊勢いせの陣から引っかえした秀吉勢ひでよしぜいは、おそろしい勢いで、無二無三むにむさんに北国街道かいどうをすすみ、堂木山どうきざんに本陣をおいて、柴田勢しばたぜいを追いちらし、きたしょうまでけすすんでゆくというありさまです
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)