“みぜに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
身銭90.9%
身錢9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし勝次郎は身銭みぜにを切って、なぜそんな悪い知恵を授けたのか、それは利助も知らないらしかった。
半七捕物帳:43 柳原堤の女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
小山内氏はい事を承認したものだ。もしか女がその折おあしを立て替へたとでも言つたら、「ほんとにさうだつたね」と二つ返事で身銭みぜにを切つて払つてやるとなほよかつた。
さかうへ煙草屋たばこやにて北八きたはちたしところのパイレートをあがなふ。勿論もちろん身錢みぜになり。舶來はくらい煙草たばこ此邊このへんにはいまれあり。たゞしめつてあじはひならず。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)