“みがわり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
身代60.0%
身替40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かずき被替かけかえて虚兵を張り、人形を身代みがわりにして下枝を隠し、二度ふたたび毒刃どくじんを外して三度目に、得三が親仁おやじを追懸け出でて、老婆に出逢い、一条の物語に少しくひまの取れたるにぞ、いでこの時と泰助は
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そうして娘は居ず、さしずめ身代みがわりにお前さね。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
うわさかな、恐しく手間が取れた、いや、何しろ三挺頂いて帰りましょう。薄気味は悪いけれど、名にし負う捨どんがお使者でさ、しかも身替みがわりを立てるうち奥の一間で長ッちりと来ていらあ。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼はとっさに身替みがわりになるような心持でひきとって答えて、つかつか往来に出た。
遺産 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)