“まゝごと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飯事91.7%
多少飯事8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何時いつまでも何時いつまでも人形にんげう紙雛好あねさまとを相手あいてにして飯事まゝごとばかりしてたらばさぞかしうれしきことならんを、ゑゝや/\、大人おとなるはやなこと何故なぜこのやうにとしをばる、七月なゝつき十月とつき
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「なア坊んち、さうだつせ。……お父つあんの嫁はんもえゝが、わたへは坊んちみたいな人に、若い綺麗な嫁はん宛行あてがうて、雛はんが飯事まゝごとするやうなんを見るのが好きや。なア坊んち。……」
父の婚礼 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
實際、おしづさんは勝手元の料理が上手でした——尤も、多少飯事まゝごとのやうでもあつたけれど。
「青白き夢」序 (旧字旧仮名) / 森田草平(著)