“ままごと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飯事96.4%
児戯3.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遊び相手を欲しがって常は疳癪かんしゃくを恐れて避けている弟をもお祖母様のそばに呼んで飯事ままごと旦那だんな様にするのであったが
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
「日本がおこるかほろぶかという非常時に、お飯事ままごとみたいな同棲生活どうせいせいかつに、酔っている場合じゃないと、ね」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私は、国に居る時分は、お向うのおよっちゃん——子供の時分に飯事ままごとをして遊んだ、あのおよっちゃんが好きだった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
好者すきものとなってみると、お雛様ひなさま飯事ままごとのようなことばっかりしていたんでは納まらない、そういう図々しいことをしてみたがるんです。
どんな御身分の方が、お慰みに、お飯事ままごとをなさるんでも、それでは御不自由、これを持って行って差上げな、とそう言いましてね。
錦染滝白糸:――其一幕―― (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
能代のしろの膳には、徳利とッくりはかまをはいて、児戯ままごとみたいな香味やくみの皿と、木皿に散蓮華ちりれんげが添えて置いてあッて、猪口ちょく黄金水おうごんすいには、桜花さくらはなびらが二枚散ッた画と、端に吉里と仮名で書いたのが、浮いているかのように見える。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)