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まるみ
夫から一段低く六つ七つの岩峰が一列に押し並んで、
円味を帯びた峰頭を北に傾けて、
稽首しているかのさまがある。
すぐ傍に坐っている顔の蒼いほど色の白い、
華奢な
円味を持った、
頷のあたりがおとなしくて、
可愛らしい。
門柱その
他はすべて
丹塗り、
別に
扉はなく、その
丸味のついた
入口からは
自由に
門内の
模様が
窺われます。あたりには
別に
門衛らしいものも
見掛けませんでした。
足でぽかんとけとばしているのは、
丸味をおびた椰子の実であった。