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まめランプ
ふりがな文庫
“まめランプ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
豆洋燈
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豆洋燈
(逆引き)
と
聞分
(
ききわ
)
けもなく織次がその
袂
(
たもと
)
にぶら下った。
流
(
ながし
)
は高い。走りもとの破れた
芥箱
(
ごみばこ
)
の
上下
(
うえした
)
を、ちょろちょろと鼠が走って、
豆洋燈
(
まめランプ
)
が
蜘蛛
(
くも
)
の巣の中に
茫
(
ぼう
)
とある……
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
次の八畳の間の
間
(
あい
)
の
襖
(
ふすま
)
は
故意
(
わざ
)
と一枚開けてあるが、
豆洋燈
(
まめランプ
)
の火はその
入口
(
いりくち
)
までも
達
(
とど
)
かず、中は
真闇
(
まっくら
)
。自分の寝ている六畳の間すら
煤
(
すす
)
けた天井の影暗く
被
(
おお
)
い、
靄霧
(
もや
)
でもかかったように思われた。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
滅多に外へ出たこともないが、向うも、隣も、筋向いも、いずれ浅間で、
豆洋燈
(
まめランプ
)
の灯が一ツあれば、
襖
(
ふすま
)
も、壁も、
飯櫃
(
めしびつ
)
の底まで、
戸外
(
おもて
)
から一目に見透かされる。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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