“まかりこし”の漢字の書き方と例文
カタカナ:マカリコシ
語句割合
罷越100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでとうとう対抗上『近来浪人体ノ者所々ヘ大勢罷越まかりこし、村方ノ手ニ難及およびがたく、会難儀候段相聞候』
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それがしは当時退隠たいいん相願い、隈本くまもとを引払い、当地へ罷越まかりこし候えども、六丸殿の御事おんこと心にかり、せめては御元服げんぷく遊ばされ候まで、よそながら御安泰を祈念きねん致したく、不識不知しらずしらずあまたの幾月を相過あいすごし候。
書記かきしるし南町奉行所へ立歸り大岡殿へ申立ければ早速さつそく召捕めしとるべき旨申渡されしにより同心二人すぐに橋本町へ立越たちこえところ彦兵衞は他行たぎやういたし淺草へ罷越まかりこしたる由ゆゑ途中に待受しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)