“ほどへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
程経86.7%
程經13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あねは、それから程経ほどへて、大尽だいじん屋敷やしきからもどってきました。おもったより、たいへんに時間じかんがたったので、おとうとはどうしたろうと心配しんぱいしてきたのであります。
港に着いた黒んぼ (新字新仮名) / 小川未明(著)
つのも生えて居なければ尻尾しっぽのある者でもない、至極しごく穏かな人間だと云う所からして、段々懇親になったと云うその話は、程経ほどへて後に内々嶋津から聞きました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
お靜はゑんずる色がありました。内氣で優しいお靜に取つては、程經ほどへてからでも斯う言ふのが精一杯だつたのです。
一々白状に及びしかば茲に於て口書こうしよ爪印つめいん相濟あひすみ又々牢内へ送られける因て彦三郎はじめ呼出されしに馬喰町米屋市郎左衞門は程經ほどへたる事ゆゑ大にあやしみながら請書うけがき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)