“ほくけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
北京50.0%
北渓50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
およそ北京ほくけい山東さんとう尼姑にこことごとく逮捕して京に上せ、厳重に勘問かんもんし、ついに天下の尼姑という尼姑をとらうるに至りしが、得るあたわずしてみ、遂に後の史家をして、妖耶ようか人耶ひとかわれこれを知らず
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
このとし永楽帝は去年丘福きゅうふく漠北ばくほくに失えるを以て北京ほくけいを発して胡地こちに入り、本雅失里ベンヤシリ(Benyashili)阿魯台アルタイ(Altai)と戦いて勝ち、擒狐山きんこざん清流泉せいりゅうせんの二処に銘をろくして還りたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
あるひはその画風のあまりに奇異なるがため北斎北渓ほくけいらの間に立ちては遂に世の迎ふる所とならざりしにや。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)