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ぶぎやうしよ
誰も爲る
者有るまじと思ひ
頻に
悲しく心は後へ
引れながら既に
奉行所へ來り
白洲へ
引居られたり此日伊勢屋三郎兵衞方にては彼旅僧を
助け申さん何事も我に任せ給へと
頓てお梅に
駈込訴訟の仕樣を
教へ願書を認め是を以て
奉行所の門を入り右の方の訴へ所へ行き
斯々致すべし
然れど主人を
又々
改め
新に
立直し
奉行所へ申上て
昨夜御成門へ
徒仕りしが
南無阿彌陀佛と書しは
淨土宗のともがらねたみしと
相見え申候如何計申べしや
何卒公儀御
威光を