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ふゆぶん
ふりがな文庫
“ふゆぶん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
冬分
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬分
(逆引き)
冬分
(
ふゆぶん
)
は
往々
(
わう/\
)
敦賀
(
つるが
)
から
來
(
き
)
た
船
(
ふね
)
が、
其處
(
そこ
)
に
金石
(
かないは
)
を
見
(
み
)
ながら、
端舟
(
はしけ
)
の
便
(
べん
)
がないために、
五日
(
いつか
)
、
七日
(
なぬか
)
も
漾
(
たゞよ
)
ひつゝ、
果
(
はて
)
は
佐渡
(
さど
)
ヶ
島
(
しま
)
へ
吹放
(
ふきはな
)
たれたり、
思切
(
おもひき
)
つて、もとの
敦賀
(
つるが
)
へ
逆戻
(
ぎやくもど
)
りする
事
(
こと
)
さへあつた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今ではインド流の長方形の船で人を渡して居るけれど、これは
冬分
(
ふゆぶん
)
だけこういう船で渡すことが出来ますので、夏になればこんな大きな船でもってとても
向
(
むこう
)
岸に渡すことが出来ない。それで
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
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