“ふくじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
復常33.3%
服乗33.3%
輻状33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
続いて又一は出征し、同秋に至り病馬多く、有数の馬匹を斃したり。為に予は一時病む事あるも、さいわい復常ふくじょうせり。又一は三十九年五月帰塲きじょうせり。予は三十七年迄は夏時かじのみ牧塲に在るのみ。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
実に初めは極薄きを用い、追々其喰料を増加して漸次に復常ふくじょうし、書を読み、或は近傍を歩行するに至れり。然るに尊親夫婦は厚意を以て日々滋養品を交々こもごもに饗せらるるにより、漸次体力復したり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
かつて制度いまだ備わらずして諸王の服乗ふくじょうも太子に擬せるを見、太祖に直言して、嫡庶ちゃくしょあいみだり、尊卑序無くんば、何をもって天下に令せんや、と説き、太祖をして、なんじげんなり、とわしめたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
梢枝しょうしには苞葉ほうようがあって、その苞腋ほうえきに一りんずつの小さい白花が咲くから、緑色の草中にあってちょっと目につく。花のもとの緑萼りょくがくは五尖裂せんれつし、花冠かかん高盆形こうぼんけい花面かめんれつ輻状ふくじょうをなしている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)