復常ふくじょう)” の例文
続いて又一は出征し、同秋に至り病馬多く、有数の馬匹を斃したり。為に予は一時病む事あるも、さいわい復常ふくじょうせり。又一は三十九年五月帰塲きじょうせり。予は三十七年迄は夏時かじのみ牧塲に在るのみ。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
実に初めは極薄きを用い、追々其喰料を増加して漸次に復常ふくじょうし、書を読み、或は近傍を歩行するに至れり。然るに尊親夫婦は厚意を以て日々滋養品を交々こもごもに饗せらるるにより、漸次体力復したり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)