“ふうしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風習75.0%
馮習25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西洋流せいようりゅうですと、婚約こんやく指輪ゆびわをおくる風習ふうしゅうがありますが、東洋とうよう日本にっぽんでも、むかしから、おんなこころをうつすといって、かがみをたいせつにしましたが、婚約こんやくにももちいられはしなかったでしょうか?」
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれど、そこから味方の馮習ふうしゅうの陣まで走るあいだに、戦袍せんぽうの袖にも、馬の鞍にも、火が燃えついていた。いや走る大地の草も空の梢も火となっている。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馮習ふうしゅう、張南、張苞、関興、すべて同意見だったので、一計をめぐらし、ひそかに手配にかかった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、発向した出征軍は、先陣に黄忠こうちゅう、副将に馮習ふうしゅう、張南。中軍護尉に趙融ちょうゆう廖淳りょうじゅん。うしろ備えには直臣の諸大将。宗徒むねとの旗本など、堅陣雲の如く、蜀の峡中きょうちゅうから南へ南へと押し流れて行った。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)