“馮習”の読み方と例文
読み方割合
ふうしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれど、そこから味方の馮習ふうしゅうの陣まで走るあいだに、戦袍せんぽうの袖にも、馬の鞍にも、火が燃えついていた。いや走る大地の草も空の梢も火となっている。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馮習ふうしゅう、張南、張苞、関興、すべて同意見だったので、一計をめぐらし、ひそかに手配にかかった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、発向した出征軍は、先陣に黄忠こうちゅう、副将に馮習ふうしゅう、張南。中軍護尉に趙融ちょうゆう廖淳りょうじゅん。うしろ備えには直臣の諸大将。宗徒むねとの旗本など、堅陣雲の如く、蜀の峡中きょうちゅうから南へ南へと押し流れて行った。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)